ワンカップ分だけ豊胸したいときに有効な方法と値段を比較しよう

ワンカップだけ胸を大きくしたいけれどどんな豊胸の施術が良いのかなと悩んでいる人もいるでしょう。豊胸の施術も種類が増えてきていて選ぶのが難しくなっているのは確かです。安全で安心して受けられる施術を有効性と値段から比較してみたいという人のために、この記事では有用と考えられる二つの施術について徹底比較します。


ワンカップ豊胸に有効な二つの施術

豊胸の施術には昔ながらのシリコンバッグを入れるものや最新の人工乳腺をインプラントするものなど色々なものがあります。それぞれの施術に特性があるので有効性や安全性、豊胸による効果の持続性や柔らかさ、形状などを加味して希望に沿った施術を選んで行うのが一般的です。

豊胸では本当に胸の小さい人が、見違えるようなバストにしたいというときに適している方法もあります。代表的なのが人工乳腺法でツーカップくらいなら比較的簡単にできるでしょう。調整はできるものの、ワンカップだけ豊胸するには値段が高くて通常は敬遠されています。

ワンカップ豊胸に適していると考えられる施術として挙げられるのがヒアルロン酸注入と脂肪注入です。どちらもワンカップくらいのバストアップが実現できるのが特徴で、自然な胸ができあがることから仕上がりにも定評があります。

この二つについて特徴やメリット、デメリットを比較していき、値段がどの程度違うのかも確認していきましょう。


ヒアルロン酸注入とは

ヒアルロン酸注入とはヒアルロン酸と呼ばれる物質をバストに注射する施術です。ヒアルロン酸は肌にうるおいや柔らかさをもたらす生体内成分としてよく知られているもので、安全性が優れています。注射をするだけなので身体への負担も小さく、アレルギーなどの心配もほとんどありません。

ヒアルロン酸注入は施術時間も30分程度で済むことや当日でも施術を行えることからプチ豊胸ともよく言われている施術です。追加注入もできるので、まずは20cc注入してみて、もう少し大きくしたいと思ったらさらに20cc足すという形で理想的な大きさにできるのも魅力でしょう。

左右別々に注入してバランスを整えることもできるなど、自由度の高い施術という点でも人気があります。ただ、注入できる量には限界があり、ツーカップくらいが一般的には上限で、ワンカップ少々くらいまでのバストアップがあまり負担がないと言われています。

肌にもともとある成分を使ってなじませる感じになるので、人工乳腺法などのようにインプラントをするわけではありません。そのため、異物感もなく、破損のリスクもないのもメリットです。ただ、生体親和性がとても高いヒアルロン酸を使うため、だんだんと分解されて胸が元の大きさに戻っていってしまいます。

一般的には2年間くらいで元と同じくらいの大きさになってしまうことから、定期的に追加注入をして大きさを維持することが必要です。

脂肪注入とは

脂肪注入は自分の脂肪を摘出してバストに注射する施術です。バストはもともと発達した乳腺に脂肪組織がついて大きくなるので、脂肪組織を使って豊胸すると自然な柔らかさを実現できます。形状も普通にバストが成長したのと同じような感じになって違和感がないのがメリットです。

また、脂肪は自分のものを使うことになるので、生体親和性も良く、注入によるリスクはあまりありません。生着した分については代謝されてしまうこともなく、一般的には注入量の半分くらいは生着して一生ものになります。

ワンカップだけとりあえず豊胸したいか、ツーカップ上げておいて生着する分をワンカップ分にするかをよく考えて決める必要があるでしょう。脂肪注入は自分の脂肪組織を使うので脂肪吸引とセットで行うのが特徴の施術です。

脂肪注入自体は注射するだけなのであまり身体への負担がありませんが、脂肪吸引は手術をすることになるので身体にダメージがあることは否めません。脂肪を吸引したところには5mmくらいの傷跡ができてしまうのがデメリットです。

体に負担がかかるので後日まで痛みを伴うことが多く、脂肪吸引をしたところは一週間~二週間くらい腫れる場合がほとんどです。また、麻酔をして2時間~3時間くらいの施術を受けることになるという点でも不安になりがちな施術でしょう。

ただ、半永久的なバストアップが可能で、インプラントではないので破損も起こることがない点で優れている方法です。また、脂肪吸引をしたところは部分痩せができるという点でも一石二鳥でしょう。

ヒアルロン酸注入の値段

ヒアルロン酸注入と脂肪注入では値段にどのくらいの違いがあるのでしょうか。ヒアルロン酸注入は技術料に加えて、注入するヒアルロン酸の量に比例する費用がかかります。ヒアルロン酸1ccは3000円~7000円くらいが相場です。

ワンカップの豊胸に必要な量は個人差もあり、AからBなのか、DからEなのかといった点でも違いがあります。一般的には50cc~100ccくらいでワンカップアップできます。

もともとバストが大きい人ほど注入量が多くなる傾向があるという点には留意しておきましょう。例えば、50cc必要で、ヒアルロン酸1ccが5000円、技術料が10万円とすると35万円で施術を受けられます。

脂肪注入の値段

脂肪注入の場合にはカウンセリングのときに個々に見積もりを出すことが多く、ヒアルロン酸と違って自分の脂肪組織を使うので注入量にあまり値段が影響されません。一般的な値段は80万円~120万円くらいです。100万円前後と考えるとヒアルロン酸注入の3倍くらいかかることになります。

ただし、ヒアルロン酸注入の場合にはワンカップアップしたバストを維持しようとすると少なくとも2年に一回は施術を受けなければなりません。単純計算をすると6年で費用的には脂肪注入と同じになります。何度も施術を受ける手間と負担も加味すると、ずっとワンカップアップしたバストを維持したいときには脂肪注入の方がコストパフォーマンスが高いと考えられるでしょう。

ヒアルロン酸注入か脂肪注入でワンカップアップしよう

ワンカップの豊胸ではヒアルロン酸注入と脂肪注入が有効です。ヒアルロン酸注入の方が脂肪注入よりもかなり安いですが、2年くらいで元に戻ってしまいます。脂肪注入は脂肪吸引のために手術が必要になるので負担がかかるものの、生着した分は縮んでしまうことがありません。

どちらも一長一短なのでよく考えて決めるようにしましょう。