豊胸した人が母乳外来に行くときの注意点は?押さえておきたいポイント5つ!

出産の後は、乳腺炎などのバストのトラブルが起こりやすい時期です。つらい症状をケアするために、この時期は母乳外来を利用する女性も多いかもしれませんね。ただ、過去に豊胸手術をしていると、病院を受診する際にいろいろな心配事が生じることがあります。

今回は、豊胸手術の経験者が母乳外来を受診するときの注意点について解説をします。気を付けたいポイントを、5つ紹介しましょう。

豊胸手術の内容を説明できるようにしておく

豊胸手術をした人が母乳外来を受診するときは、手術の時期や手術内容などを正確に説明できるようにしておくことが必要です。美容クリニックなどがおこなっている豊胸手術には、さまざまなアプローチがあります。

たとえば、費用が比較的安価で気軽にトライしやすいのがヒアルロン酸を使った施術です。ヒアルロン酸を用いるときは、体内に液を注入して理想の大きさにバストを整えます。自然な仕上がりにこだわる人からは、脂肪を注入する施術も人気です。

自分の体から吸引した脂肪をバストに注入する施術は、触ったときの感触が自然というメリットがあります。また、本格的にバストアップが狙えるのが豊胸用のバッグを胸に入れるアプローチです。母乳外来を受診した際には、具体的にどのようなアプローチで手術をおこなったかを担当の医師に伝えます。

手術から時間がたっていて内容を忘れてしまった場合は、母乳外来に行く前に施術を受けたクリニックに問い合わせて教えてもらいましょう。カルテに手術記録が残っていれば、施術を受けた時期や内容がわかります。

病院では気になる症状をきちんと伝える

母乳外来では、現時点でどのような症状があるかを包み隠さず伝えるのがベストです。痛みや熱感、痒みなどがあるときは、いつごろから症状が現われたのかを医師や看護師に説明しましょう。症状が始まった時期は、医師が原因を見極めるときの大きな手がかりです。

時期が曖昧だと、痛みや違和感が出産による症状なのか、豊胸手術の後遺症なのかを見分けるのが難しくなってしまいます。実際、妊娠前から痛みや違和感などがある場合は、豊胸手術の影響で症状が現われている可能性があります。

正しい診断を受けるためにも、自分の症状はできるだけ詳しく伝えましょう。医師や看護師に直接言いにくいことは、受診の際に窓口にだす問診票で説明するのもひとつの方法です。母乳外来を初めて受診した人は、初日に問診票を提出するのが一般的です。

通常、問診票には過去の病歴や服用している薬の名前、手術歴などを書く欄が設けられています。こういった欄を活用すれば、「豊胸手術を受けてから症状が気になるようになった」という人でも、スムーズに事実を伝えられるでしょう。

手術歴を隠すのはNG

豊胸手術の事実を母乳外来で隠すのは、避けたい行為です。母乳外来では、エコー検査やマンモグラフィー検査などの画像検査がおこなわれるケースが多いですよね。このような検査をすると、自身が申し出なくてもかなりの確率で過去に豊胸手術を受けたことがバレてしまいます。

問診票や診察前の会話で豊胸手術のことを伝えていない場合は、不信感を招くことにもなりかねません。ヒアルロン酸を注入した経験がある人は、後にしこりや瘢痕ができるケースもあります。手術歴をいたずらに隠すと、重大な病気を疑われる可能性もあるため注意をしましょう。

専門医がきちんとした方法でおこなう豊胸手術は、出産後の授乳や乳腺にも影響がないと一般的には考えられています。ただ、手術の仕方によっては、妊娠中や出産後に何らかの影響が現われてくる可能性もゼロではありません。

正確な判断は専門の医師でないとできないケースが多いため、「恥ずかしい」と感じても診察の際には豊胸手術の事実を正直に伝えることが大切です。

受診を遅らせるといろいろなデメリットがある

過去に豊胸手術を受けた人は、出産後に乳腺の症状があってもなかなか病院に足を向けられないケースがあるかもしれません。受診を迷いながら、時間だけが過ぎてしまうこともあるでしょう。このような人は、さまざまなデメリットを被る可能性があるため注意が必要です。

乳腺の症状は、放置しておくと悪化する場合があります。実際、乳腺炎などを起こすと発熱や痛みで苦しむ人もいます。心配なときは、「豊胸手術のことを言うのが気が重い」や「忙しい」などの理由で受診を遅らせることなく、早めに母乳外来で医師の診察を受けるのがベストです。

炎症などが起きているときでも、早い段階で治療を始めればそれだけ治りが早くなることも考えられます。熱や痛みなどのつらい症状は、体にとって大きなストレスです。こういった症状が続くと、食欲不振や体力低下を招くことが多いですよね。

授乳や育児への悪影響を防ぐためにも、母乳外来の受診は早いに越したことはありません。専門外来では、症状を和らげる方法なども教えてもらえるケースがあります。

母乳外来では豊胸手術のアフターケアは基本的におこなわない

保険診療の母乳外来では、美容クリニックなどで受けた豊胸手術のアフターケアはおこなわないのが一般的です。ヒアルロン酸の追加注入や以前に入れたバッグの調整、入れ直しなどを希望するときは、母乳外来ではなく手術をした病院にその都度相談する必要があるでしょう。

一般の母乳外来で対応してもらえるのは、痛みや痒み、傷口のケアといった医療行為に該当する治療です。美容目的の豊胸手術は、保険診療の病院では対応を断られるのが常です。乳腺の治療と豊胸手術のアフターケアを希望するときは、少し工夫が必要になるでしょう。

乳腺炎などの症状がある場合、まずは必要な治療を優先しておこなうのがよい方法です。ただ、豊胸手術で入れたバッグやヒアルロン酸などが原因で症状が現われているときは、先に原因となっているものを体内から取り除かなければならないかもしれません。

実のところ、どのような順番、方法で治療をおこなうのがよいかはケースバイケースです。豊胸手術を受けた人は、出産前から美容クリニックや母乳外来と信頼関係を築いておくと安心です。


豊胸手術を受けた人はしっかりと準備をして母乳外来に行こう

豊胸手術を受けた場合でも、母乳外来の受診をためらう必要はありません。ただ、受診の際にはここで紹介したようなポイントは少し意識しておいたほうがよいでしょう。必要な準備を整えて病院に行くことは、落ち着いて医師の診察を受けるうえでも重要です。

いたずらに不安を抱かなくても済むように、豊胸手術の内容などは出産前にひと通り確認しておくようにしましょう。

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